さすが第1話です。80巻まで読み終えている今となっては内容が濃い!
この頃はまだコマやセリフなどが少なく、読みやすいですね。
さらさらっと読める感じです。
幼少期のルフィのエピソードから始まります。
ルフィが海賊になりたいと強く思うきっかけを描いた回です。
ルフィの憧れの海賊であり恩師のシャンクスが登場しますが心が広い。
酒を頭からぶっかけられようが、つばを吐きかけられようが、たいていの事は笑って見過ごしちゃう。
しかし、友達を傷つける奴はどんな事があっても許さないのです。
それから、ルフィを助ける為に、海王類に片腕を持っていかれますが、
ルフィの命に比べたら、腕の一本くらい安いもんだと、セリフを吐きます。
男を感じますよね。
この頃からもうすでに覇気が使われていて、シャンクスは覇気で海王類を追い払いました。
覇気という言葉が出てくるのは45巻。
幼いころにこんな経験をしちゃったルフィは、そりゃぁ強い男になりますよね。
海賊王になる!って言ったルフィに対して、
「お前なんかがなれるか!」
と言っちゃうシャンクスにまた優しさを感じます(^-^)
ルフィのトレードマークであり、宝物の麦わら帽子はこの回でシャンクスからルフィにたくされました。
そして、10年後の17歳の時ににルフィは海賊王になるために、小舟で一人で故郷から離れる事になります。
第1話はここで終了です。
漫画だからサラッと読めてしまうけど、小舟で一人で何も持たずに出航って・・・(笑)
指針も持っていないので、とりあえず出航みたいな感じです。
ルフィに限らず
夢を追い始める事って、身体一つで何が起こるかわからない海に一人で出発するようなものなんだなと、感じました。
でもルフィは、恐怖や不安を持たず、表情からすると、希望とワクワクと冒険心を持って出発したのです。
大人になってから読むと、作者の尾田さんが何を思って、何を伝えたくて描いたのかが
わかるようになった気がします。