ゼフにサンジを連れて行ってくれと頼まれたルフィですが、
「嫌だ」
と断ります。
あれだけサンジを連れて行きたがっていたのに、これにはゼフもシェフ達もビックリ(笑)
ルフィは、サンジの口から直接聞きたかったのです。
あくまでも本人の意思でないと、連れて行けないということです。
ここでゼフは、サンジの事を「ひねくれたクソガキだから素直に行くと言えるかどうか・・・」と悩みますが、
私も、この頃のサンジはかなりひねくれていたんだなって、今回読んでて思いました(笑)
この上なく素直じゃないです(笑)
ここで、ヨサクが半分サメに食われながら、ナミが大変だと知らせにやってきて、ルフィも急いで向かわなければいけない状況になった時に、サンジも
自分も行くと、ルフィに連れてけと言うのです。
タイトルの「四人目」は
サンジが四人目の仲間になったということで、サンジはコックを引き受けたという事です。
バカげた夢はお互いさま。
「おれはおれの目的のためにだ」
というところがミソですね。
麦わらの一味はみんなそれぞれに夢があるのです。
サンジはバラティエを出る前に、今までの思い出にひたります。
タバコを吸い始めたのは、いつも「チビナス」と呼ぶゼフに対抗して大人ぶって無理して吸ったのが初めだったのですね。
むさくるしい男だらけの、旅立ちに見送りです。
サンジも、海のコック達も、ムスーっとしています。
感情がみんな無いです。
さっさと行っちまえ感が漂っています。
ルフィが、サンジに挨拶はいいのかと聞きますが、別にいいんだと答えます。
不器用なんですね。
そんなサンジの気持ち、わかります。
ですが、ゼフが遠くから
「カゼひくなよ」
の一言をサンジに投げかけます。
もうここで涙腺崩壊ですよね( ;∀;/
サンジも私も(笑)
ゼフの言葉のチョイスがセンス良すぎ。
渋い男です。
涙腺崩壊したサンジは、土下座で別れを告げます。
死ぬか生きるかの境地を一緒に脱して、一から店を作り上げ、ずっと一緒にいたのですから、やはりサンジには辛い別れ。
いくら強がっていても。
ゼフは、別れの辛さよりも、サンジがやっと夢を追いかける事への嬉しさの表情を見せていると思います。
でもやっぱりずっと一緒にいた、唯一一緒の夢を持ったクソボンズがいなくなるのは寂しいですよね。
コック達も、我慢していた感情が我慢できなくなり、みんな涙でお別れです。
サンジが、
「また逢おうぜ クソ野郎ども!」
って言うところが、サンジはバラティエが本当に好きだったんだなってわかる一言です。
今までどんだけ、仲が悪かったとしても。
私が好きなシーンのなかの一つです。
サンジ編終わりです。
ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップはなんとなく同じ類のような匂いがするんですけど、なんだかサンジだけは少しお坊ちゃま感が漂っているような気がする。