サンジを引き連れ船はゆく
ルフィ、サンジ、ヨサクの三人で、ナミがいるアーロンパークへ向かいます。
こののほほんとしたイーストブルーの海の感じ好きです(^-^)
ここで三人の話題になっているのがグランドラインについてです。
ルフィは相変わらず、グランドラインに入るのを楽しみにしています。
サンジは、「海をナメてかかると痛い目を見るぜ」
とは言っていますが、
「でもまあ、ナミさんと一緒なら例え二人でも・・・」
と、危ないとは思いつつも、鼻の下を伸ばし、余裕で行く気満々です。
さて、ヨサクですが、
甘すぎる!!!と鼻息を荒げます。
そうです!
ルフィ達は、グランドラインについて、無知なんです。
ヨサクはそこを心配しています。
ヨサクはグランドラインについて色々知っているので、ルフィ達に注意喚起します。海賊の墓場である。と、ヨサクにとって、グランドラインは恐怖でしかないんですね。
ヨサクじゃなくても、きっと大体の人が、グランドラインは危険な場所だとイメージするのでしょう。
しかし、ルフィはゼフから聞いています。
「グランドラインを楽園と呼ぶ奴もいるんだ」と。
これは、夢と実力を持っているルフィと、実際に夢と実力をもってグランドラインに入ったゼフだからこそ、成り立つ会話だと思います。
この回で、のちのち重要人物となる、魚人海賊団の頭、ジンベエの話題が出てきます。
まだ八巻で話題に出ただけのジンベエが、五十巻代で初登場になるとは・・・。
しかし、私にとっては五十巻は、それほど長くは感じません。
それほどワンピースが面白くて、好きだからです!!
ちなみに、ここでサンジが魚人島の人魚達の話について、幸せそうに語っていますが、
まさか本当にそんな楽園があるなんてこの時点では誰も想像しませんよね。
サンジの戯言くらいにしか思いません。
そして何やら雲行きの怪しいナミの行動が心配です。
子供も平気で武器で殴り、蹴りまくりであげく、金をやるからさっさと帰れと。あとからわかる事ですが、
アーロンに立ち向かってもただ犬死にして終わりだということを痛いほどわかっていたからこその行動です。
さすが、いくつもの死線を小さいころから潜り抜けてきたナミだけあって、このくらいやればどのくらいのダメージをあたえられ、もう二度とここに来ない様にと仕向ける事ができるという計算と力加減がうまいです。
この場面だけを見れば、ナミのポーカーフェイスっぷりに、
完全にアーロンの仲間で、ルフィ達はただ利用されていただけなんだなと感じます。
肩にタトゥーも入っているから、「!?」ってなりますよね。
アーロンが、ナミに
「裏切りはお前の十八番だ」
というので、もう完全にアーロン側なんだとガッカリする場面です。