ウソップ命の危機!
アーロンに攻撃してしまい、逃げるも捕まってしまったウソップは、殺されそうになります。
こんな状況をナミは面白くありません。
もう少しで一億ベリーが貯まり村が解放されるというその直前だからです。
いいところで、次々と邪魔(ゾロとウソップ)が入ったという感じです。
ここでナミが魚人達に疑われてしまえば、一億ベリー近くの必死で集めた今までの八年間の行動が全部パーになってしまうからです。
しかし事情をしらないウソップは、ナミが性根の腐ったやつだと思い、ナミに怒り出します。
ですがナミは、これ以上ややこしい事にならないように、ウソップに攻撃してしまうんですね。
ついには、私の手で消してあげる宣言。
ウソップも、さすがの俺も女に消されるほど弱くはないと、余裕です。
後々に弱虫コンビとなっていくこの二人が、真剣に究極の場面を迎えています。
ウソップの煙星は、ナミの頭の中ではすでに計算済み。
ナミは煙をくぐりぬけ、ウソップに攻撃。
更にはナイフでウソップの腹を一突きにしてしまいます。
普通の感覚なら、
「あ、ウソップ死んだ」となりますよね。
しかし、何十巻と読み進めていくとわかってきますが、ワンピースキャラは、殺されてもなかなか死にません(笑)
大人しく死んで。と捨て台詞を吐かれ、
ウソップは海に沈没。
その場面をジョニーが遠くから目撃していました。
魚人達も、ナミの事を見直し、やっぱり仲間だと喜びますが、
ナミは仲間じゃなく同盟だと言い返します。
しかしエイの魚人のクロオビに
痛いところをつつかれます。
ナミの部屋でココヤシ村の宝の地図を見つけたというのです。
村や親までもを裏切ったナミがそこまでココヤシ村に固執するのは、その宝の地図のせいなのだと、クロオビが勘ぐります。
アーロンも初耳の様子ですが、財宝のありかが書かれているかもしれないその地図をナミに返してやれと、なかなか懐が深い模様。
なんでそこまでどっしりしているかというと、どっちにしてもナミを解放するつもりはさらさらないからなんですね。
ここら辺を読んでいて気付いたことは、クロオビの胸あたりから太陽のマークがちらっと見えていたこと。
アーロンとハチにはもう太陽のマークが入っていることは知っていましたが、クロオビにもこの時点でちゃんと入っていました。胸からちらついてました。
奴隷だったものと、そうでないものとの区別をわからなくするためのマークです。
ナミの入れ墨が太陽のマークではないのは、あくまでも、アーロンへの忠誠をつくすという意味でのあのマークなのでしょう。
ココヤシ村の地図が、ただの宝の地図なのか、それともなにか他の可能性を秘めているのかっていうのが今回気になりました。