ベルメールさんの、
「女の子だって強くなくちゃいけない!」
「人に褒められなくたってかまわない!いつでも笑ってられる強さを持って!」
の言葉が、小さいころから私の胸に刺さっています。
「生き抜けば、かならず楽しいことが沢山起こるから!」
という言葉をナミとノジコに残したのです。
強くて格好良くて、芯があって愛の深い女性です。
強すぎる正義感が命を奪われるという結果につながりました。
ナミとノジコは、実の親と義理の親と、
親を二回亡くすこととなるのです。
ハチが、ナミが描いた海図を発見します。
ナミが、返せと向かっていきます。
やっぱりこの頃から結構ナミは気が荒いですね。
普通の子供ならそんな事出来ません。
ナミだからこそ背負った運命なのかもしれません。
しかし、そのナミの才能を知ってしまったアーロン一味は、貴重な人材だとナミを攫っていきます。
ベルメールさんは死んでしまい、さらにはナミまで連れて行かれるとなると、ノジコは必至で止めようとします。
ベルメールさんが撃たれる前に確認した、子供たちには手を出さないという約束はあっさりと破られてしまいました。
海賊は非道です。
ゲンさんは、ナミを取り返しにかかろうとします。
もうすでにクロオビに一回切られていますが、ナミが
「ゲンさん助けて!」と叫ぶとゲンさんは
取り戻そうとしますが、
また、クロオビに
今度は全身切られてしまいます。
それでも、
「今、助けるぞナミ」と、
ゲンさんも、村人も立ち上がります。
ですがナミは「もう誰も死なないで!」と
心に大きな傷を負ってしまうのです。
連れて行かれるナミも、一人ぼっちになってしまったノジコも、本当に辛いです。
あとからわかったことですが、船はもう全部沈められていて、最初からもう逃げ場などなかったのです。
政府も助けにこない状況です。
アーロンの居場所がわかり、村が支配されるとわかった村人たちは、ナミを放ってはおけないと、『戦い、意地に死ぬ』事を決意しました。
その矢先にナミが帰ってきて、みんなに言います。
アーロン一味の測量士になると。
さらに、肩に入れ墨を入れ、お金も沢山もらったと村人たちに見せます。
ノジコがナミにキレてかかっていきますが、
ナミは
「正しく生きてベルメールさんみたいに殺されるなら、正しくなんて生きたくない!」
と言ってしまうんです・・・
ゲンさんも、ショックを受け、
もうこの村に足を踏み入れるなと、
出ていけというと、ナミは走っていなくなってしまいますね。
ゲンさんは、所詮ナミにとってはベルメールさんは親じゃなかったのかとショックを受けてしまいますが、
ノジコはナミはベルメールさんが大好きだった事を知っています。
毎日ずっと一緒にいたんですから。
ベルメールさんの墓の前でナミがノジコに言います。
「生き抜けばかならず楽しい事が沢山起こるって言ってたよね」と。
この時に、ナミは一億ベリー稼いでアーロンから村を買うと決意したのです。
助けにきた海軍の船五隻が簡単にアーロンにやられてしまうのを目の当たりにしたナミは、自分の力でなんとかしなきゃと決断したのです。
まだ10歳の少女です。