八年前、まだ十歳だったナミが、一億ベリーを貯めてアーロンから村を買という決断を一人でしたのです。
八年間一人でずっと戦ってきたのです。
その戦いがもうすぐ終わる時に、変な邪魔を入れないでと、ノジコは忠告したのです。
ナミはずっと一人で戦ってきたので、仲間だと言われることが一番辛かったのです。
幼いナミは、ベルメールさんのミカン畑にお金を貯め始めました。
「この時代の海賊の多さを逆手に取るのよ」と、
幼いながらにビジネス目線で戦略を立てます。
さすがナミ。
一億ベリーがもう一息で貯まる時がきたのです。
そんな時に、海軍がナミの家に訪ねてきました。
この海軍はアーロンの回し者だったのです。
海軍が、海賊の回し者だなんて、考えもしないですよね。
海軍は、泥棒の罪で、ナミの貯めた一億円を探しに、家とみかん畑を荒らしに荒らします。
実はゲンさんは、ナミが村を助ける為に一人で頑張っていることを知っていました。
村人たちも知っています。
ナミが逃げたくなった時に、足を引っ張らない様にと、みんな知らないふりをしていたのです。
ゲンさんが海軍に、「一億円は村を救うための金だ」と言っても海軍は止まりません。
さらに、ノジコまで撃たれてしまいます。
アーロンの仕業だとわかったナミは、怒ってアーロンの元へ向かいます。
ですが、アーロンは非道な海賊です。
俺がいつ約束を破ったんだ?と、海軍を送り込んだことを認めません。
私だったら、これはもう怒り狂って気絶するレベルですよ(`´)
ナミは純粋に、ただ信じて一億円を貯めてきました。
血のにじむような思いだったというか、血を流しながら貯めたお金です。
アーロンはハナからナミを解放するつもりはなかったのです。
一億円貯めれば・・・は、ナミをつなぎとめておく為の、ウソだったのです。