「ヒナ心外」と
喋り方が独特な、海軍本部大佐〝黒檻のヒナ〟が初登場。
スタイルが良くて顔がとっても可愛い!そしてSっ気があるところがまたいい。
スモーカーとは同期だそうで、後の巻で一緒に飲んでいる扉絵があったりと、仲良さげな二人です。
たしぎの方はと言うと、戦闘後で倒れ込んでいる格好の餌食であるルフィ一味を庇って今捕まえる事を拒んでいます。
これがたしぎの正義なのでしょう。心根が、いいやつなんですね。
そんなたしぎ、よっぽど自分の弱さに打ちのめされて、悔し涙を見せる場面が印象的な回です。
そしてそれを見たスモーカーもスモーカーで、本当はルフィ一味の手柄だったものをスモーカーの手柄にするという上層部からの電話に腹を立て、「クソくらえ」と吠えてしまうんですね。
これもスモーカーの正義にとても反していることで、きっとスモーカーとたしぎは表面的には正反対なように見えますが、きっと根っこの部分では同じものを持っているのでしょう。
雨が降り続き戦争が終わり、トトおじさんもやっと笑顔に。
「たった三年・・・たったこれだけの事・・・」と言った笑顔に器の大きさと言うか、
年を重ねた人にしかわからない叡智的な物を感じます。
そんな雨を一味が寝ているなか一人起きて眺めているビビが美しい。
きっと一晩では考えつくせない色々な思いが交差しているんだろうな。
一味のいびきがそれぞれ特徴的で面白い。
やっぱりウソップの「ぱひゅー」が、ウソップらしくて好き(笑)