ここで話はロビンとコブラの回想シーンに戻ります。ポーネグリフのある地下室での会話ですが、本当は兵器のありかが示されているのにロビンはクロコダイルにウソをついて、歴史しか示されていないと言いました。
もし、ここでロビンが本当の事(兵器のありか)を話していたらこの時点で国はクロコダイルに乗っ取られていました。
しかしロビンは「人が死のうが生きようが興味がないの」
と言います。ロビンが唯一求めているのが〝リオ・ポーネグリフ〟だからです。
幼い頃に家族も、自分の生まれた島も失っていれば、確かにもう人が争っていても「興味がないの」というふうになってしまうかもしれません。
そしてまた自分の求めているものが見つけられなかったロビンは崩れてくる瓦礫に埋もれて死ぬつもりでした。
しかし、そこでルフィがロビンとコブラを担いで地上に連れ立ったのです。
もう生きる目的がなかったロビンにとっては、生きていても行くあても帰る場所もなく、どうしようもないという事で、船に置いてほしいという風になったのです。
ロビンの過去編を読めばわかりますが、確かに納得です。
この時はルフィの「ならしょうがない」という言葉に危機を感じましたが(笑)
ロビンは強そうというか強いんだけど、本当にあてがなかったのです。
それから、ポーネグリフは一旦迷宮入りになったけど、ロビンは新たにルフィの存在に興味がわいたんでしょうね(^^)
ついさっきまで敵であったロビンが仲間として船にいるのはとてもミステリアスで違和感が感じられますが、それもその内に馴染んできます。
「心配すんなって」と笑うルフィと、あまり何も感じてない模様のチョッパー(あまり今まで接点がなかった)、単純なサンジは美女が仲間に入るという事で大喜びです。
きっと美女になら暗殺されても構わないという考えなのでしょう(笑)
それに対してウソップ、ナミ、ゾロは完全に疑ってかかってます。
こういう人がいないと、船は危険ですね。
しかしウソップもナミもあっさりとロビンの手口にやられてすぐに丸め込まれてしまいます!
ナミに関しては本当にお宝に目がないようです!
最後の砦となったのはゾロ一人。さすが副船長といわれるだけあります。
ゾロに関しては絶対に信用しきるといったことなないでしょう。
と、ここらへんでまた衝撃的なことが起こってきます。
〝人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実である〟
ーーー物理学者ーーーウィリー・ガロンーーー
この言葉を初めて知った時私はまだ若かったので衝撃をうけました。
物理学者でこんな大胆な事を言う人がいたのかということと、空想できることは、起こりうるんだ!!ということにです。
漫画ですが、漫画が価値観を変えることがあります。
巨大なガレオン船が空から降ってきました。
ワンピースでは奇想天外な事が沢山起こりますが、これまでは結構現実的にありえるかなっていうストーリーできましたが、ここのあたりから段々とヒートアップしてきます。
ウソップの面白さもヒートアップです!
なんで空から船が降ってくるのかなんて謎過ぎますが、
意外にも奇想天外なことを言ったのが、船の中で一番頭がいいロビンです。
ナミがつけているログポースが上を指していることに対して、ロビンは
「空島にログを奪われた」といいました。
空想的な人が言えばただの戯言ですが、色々な知識と経験を持っているであろうロビンが言うところがミソですね。