ここで、シャンディアが空に飛んでくる時に聞こえた鐘の音がノーランドの耳にも響いてきます。
場所は400年前の空島に飛んで行く前のジャヤです。
パントリだかと言う、神の声が聞こえるとかいうじいさんが、死ぬ直前に「村で一番美しい娘の血を捧げよ」と言ったことにより、若い娘が大蛇に食われてしまうことになります。
何の根拠もないけれど、科学が発達していない時代はきっとこんなようなことが沢山起こっていたんだろうな。と思わされます。
そしてその美しい娘も何の疑問も持たず、「よろこんでこの身を」と言ってしまいます。
神に命を捧げれば謎の流行り病は治るという、信仰があったんですね。
しかもこの国の神様は、蛇です。
何故か大きい蛇を人々は神だと崇めていました。
蛇=恐怖=神
となったのかもしれません。
蛇に丸のみにされると思うと気持ち悪いですね。
そんな島に、モンブラン一行が到着します。
この日がモンブランとカルガラとの出会いの日となります。
実はこの生け贄にされる娘は、カルガラの娘だったのです。
しかし、カルガラも生け贄に捧げる事に対してはなんの疑問も持っていないので静かに見守ります。
生け贄が祭壇に到着すると、大蛇がやってきます。
しかし、人々が神だと崇める大蛇をクリケットが首を切ってしまいます。
娘は危機一髪です。
その時に初めて感情を露わにしました。
これが普通の若い女の子の本当の反応です。
しきたりとは恐ろしいものです。