大蛇に食われそうな娘を助けたばかりに、ノーランドは槍で一突きにされてしまいます。
このジャヤは、なんと「侵入者を許さない国」だったので、ノーランドはその掟をやぶったことになります。
しかし、ジャヤの戒律やら儀式やらは、探検家や研究者への侮辱だとノーランドは叫びます。
そしてこの村では〝悪霊〟とされていた〝疫病〟を解決してみせると断言します。
いつしか植え付けられてしまった〝思い込み〟を払拭するのは相当難しいことです。
その申し出を受け入れたのはなんと村の酋長さんでした。
「懸命な人の言葉くらい私にも聞こえる・・・それだけだ」という言葉が印象的です。
そんな申し出をしたノーランドの船の船員たちは、そんなノーランドのことを『おひとよし』だといいます。
確かにとても厄介な事なので、「触らぬ神に祟りなし」ということで放っておいて逃げればいいものを、どうにかしようと思うのは常人ではしないことでしょう。
病気が治ったセトが「進歩ってどういうこと?」とカルガラに聞きます。
古い戒律も大事かもしれませんが、進歩を受け入れなければいずれは滅んでしまいます。
病気は治りつつありますが、その朝なんとタイミング悪く、地震が起きてしまいます。
シャンディアの人々は地殻の変動を〝祟り〟と捉えてしまうので、とても厄介なことです。
さらには、ノーランドも地震により地面に挟まれてしまいました。
グロテスクです。普通なら死んでいます。