今までは、一味のほぼ全員が素性が知れず、ただの海賊でしかありませんでしたが、青キジが「細かく素性を辿れば骨のある一味だ」と言ったことにより、一味の親族に対しての謎が出てきます。
今のところ親のことがわかっているのはウソップとチョッパーだけです。
チョッパーはもとは動物なのでいいのですが、ウソップの父はいずれ四皇となる赤ひげ海賊団の仲間です。
それだけでも凄いことですが、その他のメンバーも後に親のことが出てくるかもしれないと思ったのはこの時です。
「これだけ曲者が顔を揃えている」と青キジは言っています。
正直この時点では全員の親のことなど想像もできないし、親が出てくるなどとは思ってもいませんでした。
しかし、ここで話が出てくるということは、後々に出てくる可能性が高いということになります。
ここで「特に危険因子される原因」を青キジはロビンだと言います。
「そのシリの軽さで裏社会を生き延びてきた」とロビンに言い腐りました。
そんなこと言わないでぇぇーーーー
こんな言い方をされればサンジが怒るのも当たり前です。
サンジは紳士ですからね。
続けて〝ニコ・ロビンが関わった組織は全て壊滅している〟と言い放ちました。
一味にとってもロビンにとっても十分な脅し言葉であります。
特にロビンにとってはきつく胸にのしかかる言葉ではないでしょうか。
しかし、この時点では読者もロビンが本当は敵なのではないかと思っている人も多くいたことでしょう。
ロビンが最初に攻撃し、ゾロ、サンジ、ルフィが続きます。
しかし、今の一味の戦闘力では間違いなく青キジに勝つことはできません。
ゾロの腕、サンジの脚、ルフィの手、そしてロビンの全身が青キジの能力によって凍ってしまう場面はもう悪夢でしかありません。
私は最初にこの回を読んだ時は、ロビンは完全に死んでしまったと思いました。
砕かれそうになったロビンを救出する場面など、読んでいるだけで手汗かいてきます。
この時ほどウソップのことを頼もしいと思ったことはありません。
本当に危機一髪。
全員で向かっても勝てそうにない相手です。
ルフィが一騎打ちを申し込みます。
ロビンで速攻で氷にされてしまったので、確かにこの場に何人もいては誰かしらまた氷にされてしまいます。
しかし、ルフィ一人残ったところでどうなるんだっていう話ではあります。