悪人政府スパンダムがフランキーの戦艦を勝手に使い(罪を着せて)司法船を襲撃した。
その矛先が戦艦の元へかけつけたトムさんとアイスバーグに直撃。
アイスバーグはフランキーの造る戦艦に何度も警鐘をならしていたので「だからこういうことが起こると言っただろ」とキレますが、トムさんは違います。
フランキーは悪くないと言い切ります。やはり器の大きさが違います。
トムさんがフランキーを責めたのは、戦艦を造り出したことではなく、
フランキーが「俺の船じゃねェ!」と叫んだところ。
普段は温厚なトムさんがフランキーを殴ったことにより、町の人の誤解は深まり、信用は更に落ちてしまいました。
しかしトムさんが殴ってでもフランキーに言いたかったことはいつもと同じ。
〝造った船に男はドンと胸をはれ!〟ということ。
それが結果的に自分の意思に反して人を傷つける結果になってしまったとしてもです。
【造り出すことに善も悪もない】
【生み出したものがそいつを否定しちゃならねェ】
これはまさに格言だと思います。
トムさんが偉大だと言われる所以。
自分の造ったものに誇りを持つ。だから造る時もどんなことが起こっても誇りを持てるよう精魂込めて造るのです。この信念を持っているかいないかが、偉大な船大工になるかそうでないかの違いだと思います。
今では町の英雄でもあるアイスバーグさんと、悪名のあるフランキーにまさかこんな過去があるとは・・・。人間何があるかわかりません。
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