死を目前にしたエースの脳裏に浮かんだのは幼き日の想いです。
ゴールド・ロジャーの息子だというだけで、幼い頃から散々な差別と偏見を受けてきました。
子供にとっては自分の父親が非難される=自分も非難されているということになるので、エースにこのような疑問が生まれてきてもおかしくはない。
「生きてみりゃわかる」というガープの言葉はシンプルだけどとても深い。
そして「今になって命が惜しい」というエース。
もしかしたら今まで投げやりに生きてきたのかもしれません。
そういう意味ではエースは、ルフィとはまったく違うモチベーションで海賊になったのかもしれませんね。
ここで白ひげの身体にもガタがきてしまう。
この一瞬の隙が命取りとなってしまいます。
その隙を狙って来たのが赤犬です。
赤犬は今回この戦争でかなり嫌な役を買っています。
ここで「こいつはもうダメだ」と白ひげに投げ捨てられたルフィが最後の頼みでイワさんに「テンション・ホルモン」を打ってほしいと頼む。
ルフィの望みはエースを助けることですが、イワさんの願いはドラゴンの息子であるルフィの命を守ることです。
しかしルフィの必死の願いに負け「勝手にしやがれ」とホルモン注射をします。