エースの心臓を貫いたのは大将赤犬でした。
今のところ、この赤犬は無敵です。
せっかく手錠を外し逃げることが出来たのに、赤犬の挑発に乗ってしまったエースはまんまとマグマの能力によって、体を焼かれてしまいました。
赤犬は更にもう一発エースに攻撃を入れようとしますが、ここで盾になったのがジンベエです。今のところはまだジンベエの強さはそこまでわかってはいませんが、赤犬の攻撃を一瞬でも止めることが出来ているということは相当な戦闘力を持っているということになります。
そしてこのことに怒りを抑えられずにいるのはなんとガープです。
エースを攻撃した赤犬に対して殺意がわいてきてしまいます。
そしてエースはルフィの胸へと倒れ込みます。
どうやら自分の命の終わりを悟ったようです。
ここでエースの口から「サボ」という言葉が出てきました。
エースが最後に脳裏によぎってきたのはやはり『海賊王の息子』としてこの世に生まれてきたことです。
会ったこともない父親の罪を生まれてきた時から被ってきたエース。
サボやルフィがいなければ生きようとも思わなかったとのこと。
ルフィとエース、兄弟だとしても、背景や心の持ちようがかなり違うんだということがわかります。
ここでエースが自分の命が終わることに対して、むしろ納得しているようにさえ感じます。
しかしエースの心残りはルフィの夢の果てが見れないということ。
強そうに見えたエースは実はとても脆かった。
それがルフィにはとても受け入れがたいことのように思えます。
そして最後にエースは『愛してうれてありがとう』という言葉をルフィに託して息を引き取った。エースの死が確定しました。
突然の出来事すぎてこれにはルフィ始め、読者も気持ちが追いつかない。
白ひげが自分の命をもって仲間達を逃がしたのに、なんと白ひげより先にエースが死んでしまったのだ。
もしかしたらこれはルフィにとって最大の裏切りなのかもしれません。
仕方がなかったのだとしても、エースは嘘をついたのですから・・・。
シャボンディ諸島で仲間を次々に消されてしまったことを始め、目の前で自分の兄を失くしてしまったルフィはここから酷く自分の弱さを責めることになります。