ルフィはエースを助けることが出来ませんでした。
この時点でこの戦争は海軍の勝利ということになるでしょう。
そしてルフィの精神は完全崩壊。
今まで気力のみでいかなることも乗り越えてきたルフィですが、今回は一気に精神が崩壊し、命の危険に晒されます。
これまで『エースを絶対に助ける』ということのみを念頭に動いてきたので、エースが死んだことにより今のルフィには何も無くなってしまった。
そんなルフィに容赦なく襲い掛かるのが赤犬です。
それを止めたのが白ひげの一番隊隊長マルコ。
「こいつの命はやらねェ!!」というセリフがカッコイイ。
ルフィはエースの意志を受け継いでいる者。
絶対に守り抜かなければなりません。
そんな赤犬に怒りを持って攻撃したのが白ひげです。
無敵だった赤犬もさすがに白ひげには押されますが、それでも白ひげはすでに
手負いで、意識を保っているのもやっとの状態なはずです。
そんな赤犬、白ひげにも容赦ない攻撃を与える。
この場面を初めて読んだ時には、恐ろしくて目を覆いたくなった。
赤犬の攻撃によって白ひげの頭は半分もっていかれてしまった。
それでも立ち続けている白ひげ。もはや精神力のみで動いていて、怪物と言われる所以がここでわかります。
そして白ひげはマリンフォードを分断し、自分と仲間達とを分断しました。
これを機に海賊たちは撤退を急ぎます。
この戦争で失ったものは多すぎる。
そしてここでわけのわからない奴が登場して来ました。
見た目から喋り方までくせが強すぎる。
この混乱の中で新しい登場なので、更に混乱するところですが、実は本当の脅威だったのは、海軍ではなく、この戦争を引き起こすきっかけとなった黒ひげだったのです。