黒ひげが引き連れてきたのはなんとインペルダウンのレベル6に収監されていた凶悪な死刑囚の海賊達です。
看守長であるシリュウまでもが黒ひげの仲間として登場しています。
黒ひげが七武海に名乗りをあげたのは、ただこの時のためだけでした。
あとはもう七武海の称号は必要がないとのこと。
全部作戦通りにいったというわけですね。
海軍も白ひげ海賊団も黒ひげに利用されたということになります。
そんな黒ひげを白ひげが許すはずがありません。
どんな愚かさも親父として許してきた白ひげですが、その白ひげも、黒ひげのことだけは許しません。
しかし海軍相手に戦い、もうすでに瀕死の状態の白ひげが、黒ひげに勝つことは厳しい状態です。
黒ひげが指示を出すと、黒ひげの仲間となった凶悪な死刑囚たちが一斉に白ひげを攻撃します。
ワンピースでこのような残悪な場面は初めて見たので、この戦争編は本当に読んでいてショックを受けます。
死を目前にした白ひげの脳裏に浮かんできたのは、ゴールド・ロジャーとの会話です。
花見をしながら酒を酌み交わしています。
その会話の内容は、〝D〟という名前について。
ここでは描かれてはいませんが、白ひげはゴールド・ロジャーに直接その意味を教えてもらったようです。
ライバル同士であったこの二人は一緒に酒を飲む仲でもあったのですね。
そしてその〝D〟の意味について知っている白ひげは、黒ひげに対して
「お前じゃねェんだ」という言葉を投げかける。
白ひげはセンゴクに対しても、最後の言葉を投げかけました。
どうやら『世界政府』は〝D〟の意志を恐れているらしい。
そしてそれは大秘宝ワンピースを誰かが見つけた時に明らかになるのでしょう。
そしてその時世界はひっくりかえる・・・。
どのようにしてひっくり返るのか?
ゴールド・ロジャーが死に際に言い放ったように、白ひげも大秘宝
「ワンピースは実在する」と言い放った。
そしてこの言葉が白ひげの最後の言葉となりました。
黒ひげをこの世に残したまま死ぬことを悔やみながら、白ひげは戦死を遂げた。
白ひげがかっこよすぎて・・・
最初に登場した時にはこんなにカッコイイ海賊だとは想像もしなかった。
白ひげが求めていたのは地位や名声、財宝などではなく、『家族』だったのです。
576話を読むと白ひげはラフテルやワンピースにはそこまで興味がなかったということがわかります。
ワンピースが完結した時にもう一度この場面を読み返したい。