立ったまま戦死を遂げた白ひげ。
しかしそんな白ひげに対して黒ひげが謎の行動を起こす。
自分の親分でもあった白ひげの命を無駄にしただけでなく、この黒い布で白ひげを隠すという行為に更に憎さが増す。
一斉に引き上げる海賊たちの中にはルフィを抱えたジンベエがいます。
ルフィは完全に精神が崩壊してしまい、意識がどこかへ行ってしまっているかのようです。
ジンベエはまだエースが生きている時に「もしおれが死んだらルフィを頼む」ということを言われていました。
しかしこの時点ではジンベエはエースに
「惚れ込んだ男にしか手は貸さないし守りもしない」と言い切っています。
しかし実際、今後のルフィの心の大きな支えとなるのはこのジンベエです。
どちらにとっても、エースは大事な存在だったということから、ルフィも徐々にジンベエのことを信頼していくのだと思います。
逃げるジンベエとルフィの前に再び大将赤犬が現れた。
赤犬は本当に執念深く手強い相手です。
一度狙われるとどこまでも追ってくる。
そしてここでジンベエの口から決定的な言葉が出てきました。
エースに頼まれた「ルフィを気にかけてやってくれ」という言葉をジンベエはこれから実行することに決めたのです。
ルフィはエースの意志を引き継ぐ者です。
そしてイワさんや白ひげ海賊団達も赤犬からルフィを守ります。
一方、黒いマントから出てきた黒ひげはなんと、なぜか白ひげのグラグラの実の能力を身につけていた。
なぜ死んだ白ひげから能力を奪えるのか。全然意味が分からない。
なぜ黒ひげは二つの能力を持つことができるのか。
マルコが「黒ひげの体の構造が異形」だということを言いましたが、ここではまだどういうことなのかは明かされません。
白ひげとエースが死んだというのに、政府と世界は安心するどころか、今後更に新しい脅威に怯えることになります。
ただ、白ひげが死ぬ前に言った「お前じゃないんだ」という言葉、たぶん黒ひげが世界を支配することが出来ない決定的な何かがあるのだと思います。