わざわざ危険な戦場にやってきたトラファルガー・ローです。
もともとなんの縁もない二人ですが、シャボンディ諸島にて、『ルフィが天竜人を殴り飛ばした時に一緒にいた海賊』ということで、共犯扱いになっています。
このトラファルガー・ローの登場にはさすがのバギーでも「どこの馬の骨だ」といって、ルフィとジンベエのことをすぐには引き渡しません。
しかし、黄猿の攻撃がバギーのマントをかすめると、ルフィとジンベエをさっさとローに引き渡します(笑)バギーらしくていいです。
謎の登場で怪しさ満点のローですが、深刻さを見ると、本気で助けてくれようとしてるんだということはわかります。それでもまだ怪しさ残りますが。
白ひげとエースの首を取ったというのに、まだ海軍と海賊の争いが続きます。
このことに関して、スモーカーやたしぎも疑問を感じ始める。
そして579話の重要人物はコビーです。
何か様子がおかしい。
この過酷な戦場のさなかに、覇気の能力が開花したようです。
たぶんこの能力は制御できるようになると、強い力になるのだと思いますが、今のコビーの様子を見ていると、ひたすらに辛そうです。
今後この能力を自在に操れるようになったコビーに注目です。
そして、この戦争を終わらせるきっかけになったのは、なんとそのコビーだったのです。しかも大将赤犬に向かってはっきりと「もうやめましょうよ!」と投げかけてしまいます。それほどに辛い状況だったのでしょう。
私はこの回を初めてみた時、コビーの勇敢さに胸が熱くなってしまいました。
しかし、そんな生ぬるいことを言う兵士の言うことを赤犬が聞くはずがありません。
死を目前にしたコビーの「だけど僕は言いたいことを言ったんだ」というセリフで、私はコビーがアルビダの船で奴隷として働いていた時のことを思い出しました。
コビーはルフィと出会い、アルビダに言いたいことを言い奴隷をやめ、そして海軍という夢を追いかけるようになったのです。
いずれコビーがアルビダに会うときがきたら面白いですね。
コビーを殺しにかかった赤犬を止めたのがなんとルフィの恩師であるシャンクスです。
コビーは命拾いしました。
赤ひげ海賊団が海軍を囲んでいることによって、大将たちもこれ以上手出しできなくなったようです。
大将たちを抑制する赤ひげ海賊団、どれだけ強くなったんだ・・・?
相当強くなっているようです。一巻以来の登場で、その頃から10年経っていますが、風貌も貫禄が増しています。
ルフィの麦わら帽子を手にするが、ルフィ本人には会わないで帰るところがまた渋くていいです。