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ONE PIECEブログ[六十巻] 第588話〝サボの海〟

自分が生まれた〝ゴア王国〟と、貴族の家庭に対して疑問と不信感を抱いたサボは海賊になるため(自由になるため)に海にでる。

子供だけど、この国のどの大人より賢いと思います。

「何よりも一番恐いのは・・・おれがこの国に飲まれて人間を変えられることだ。戻らねェ!」

というセリフが、サボ自身の真実そのものです。

確かに「なんか違うよな」と思っていても、周りがみんなそうだと言えば、自分もそうなんだなと思ってきてしまうところ。

 

子供ながらにこの考え方と行動力。カッコイイ!サボのこと好きになりました。

私は今までワンピースの中で特定の好きなキャラはいなかったのですが、サボを好きになりそうな予感です。

 

 

しかし、サボが船を出したこの日は、天竜人がゴア王国にやってくる日であったのです。晴れ晴れとした船出とはなりませんでした。


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「下々民が目の前を横切った」という理由で、天竜人がサボの乗った小舟を襲撃。

サボの船は海に沈みました。

 

 

一方、エースとダダンはブルージャムとの戦いに勝ち、戻ってきました。

ただ逃げ出せばここまで大事には至らなかったのに、なぜエースはあの時逃げなかったのか・・・。それはエースの後ろにルフィがいたから。

 

エースの父親であるゴールドロジャーも、同じ性質だったらしく、

敵がいれば仲間を先に逃して、自分は逃げずに戦うということをしていたそうです。

完全に親ゆずりというわけですね。

 

そんなところに、山賊ドグラからサボが死んだということを聞かされるエースとルフィ。

 

サボが貴族の家に帰ったことに対して「これがあいつの幸せかもしれないんだ」と一瞬でも思ったエースとルフィはきっと自分を恨んだことでしょう。

 

サボは貴族の家には居場所がないから海に出たのです。

そして天竜人に狙われ命を落とした・・・。

 

エースは天竜人に仕返ししにいこうとしますが、それはさすがにダダンに止められる。

「サボを殺したのはこの国と世界だ」と言われるがエースにはそんなことは関係ない。

ルフィは泣きじゃくるばかりですが、この泣き方、エースが死んだ時の泣き方と同じです。



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サボは、海へ出る前にエースに手紙を出していました。

「広くて自由な海のどこかでいつか必ず会おう!」というサボの言葉とこの海のどこにももうサボはいないんだという現実。

一人になった時に泣くエースが辛すぎる・・・。

 


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