頂上決戦が終わり、ガープがフーシャ村にやってきた。
思いのほか元気そうな表情をしています。
そして重圧感が以前にくらべさらに増しています。
そこへマキノの酒場にいたダダンがやってきてガープのことを殴り倒した。
ダダンの気持ちがよくわかるので、この場面は涙なしではみることができません。
ダダンの怒りは頂点に達しています。
しかしそれをとめたのはマキノさんです。
第一巻で登場したとてもなじみ深い人物ですが、この場面ばかりはダダンにばかり感情移入してしまう。
そして新世界のある島では、白ひげとエースの墓が建てられていた。
死体を回収でき、墓を建てられただけでも良かったのかもしれません。
本来であればさらし首になっていたかもしれません。
それもこれも赤髪のシャンクスの器量のおかげです。
シャンクスがかっこよすぎて・・・。
そして女ヶ島にて意識が戻ったルフィはひどい自責の念にかられています。
ルフィがこれほど取り乱すところをみるのはワンピースが始まってから初めてのことです。
何を言っても聞かないルフィをジンベエは抑え込む。
ジンベエがこの島にいなかったら、今後のルフィはなかったでしょう。
エースは生前、ジンベエに「弟に頼もしい仲間が出来ていて安心した」ともらしていました。
ジンベエの「失ったものばかり数えるな」という言葉にルフィはやっと目を覚まします。
一心不乱だったルフィはここで仲間のことを思い出すのです。
エースとの絆が強すぎて、久々に出てきた仲間達が薄まって見えるほど、今回のストーリーは強烈でした。
ルフィはエースとの思い出を胸にしまって、航海中に出会った仲間達と新しい一歩をまた踏み出すのです。