ジンベエがルフィに「ホーディとは戦うな」と頑なに言っていたのには訳がありました。それはただ、「ホーディという魚人をぶちのめす人間ではなく、魚人島を救うヒーローとして戦ってくれ」という意味が含まれていたのです。
しかしルフィはヒーローになることを拒みます。
そもそもヒーローという言葉自体がなんだかむず痒いです。
しかしここはジンベエの「じゃあ肉を食わせてやるから言う通りにせい!」という一言であっさりとおさまってしまった(笑)
あれだけ喧嘩していたのは何だったのか・・・。
ジンベエの作戦は、ジンベエとしらほしがわざと捕まり、時間を稼いでいる間に、ルフィが捕まっている国王や王子たちを助けるというものです。
「盗みは任せて!」というナミとロビンがなんとも頼もしい。
オトヒメ王妃が持っていた、魚人と人間との友好に対しての夢を、ジンベエもちゃんと引き継いでいたところに感動しました。
そして、ジンベエが練った作戦は成功。
国王が殺されるという最悪の事態は、ルフィが登場することによって免れました。
ルフィは今まで『しらほし』のことを『弱虫』と呼んでいましたが、ここで『よわほし』に変更されました(笑)
その呼び方に敏感に気が付いたしらほしが、何故かとルフィに問うと、ルフィはしらほしが「母親との約束を守ってきた」ことに関しての心の強さを感じたようです。
そんなしらほしに対して「そのままでええ」というジンベエが頼もしくていいです。
ホーディは人間に肩を貸すジンベエに相当お怒りのようです。しかし〝海賊王〟という名が出てきた瞬間にルフィが反応します。
麦わらの一味+ジンベエで10人に対して、魚人海賊団が一か月かけて集めた10万の奴隷たちが一気に襲い掛かります。
しかしこの怒号もルフィの覇気によって一瞬でおさまってしまいます。
ルフィの周りにいた大勢の敵が倒れてしまいました。
本当にこの覇気の力は凄すぎる。カッコイイ。
実はこの能力を見るのは仲間達も初めてだったというわけですね。
しらほしもこれを見てドキドキしていますが、私はしらほしもハンコックと同様、もうここら辺でルフィに恋し始めているんじゃないかと思っています。