この場に訪れて、ノアの落下を阻止した海王類達としらほし姫は会話をします。
魚人や人魚は、魚たちと話をすることができますが、この海王類と心を通じ合わせることができるのは、しらほしだけです。
ホーディはこの力を恐れていたのです。
そして海王類は、しらほしに「この方舟を引くのは自分たちだ」ということを伝えます。そのために造られたのだそうです。そして、しらほしが、この海王類達にとっての王。
しらほしはの〝世界をも滅ぼしうる力〟が目覚めてしまった瞬間です。
海王類は意味ありげな会話を残して去って行きます。
それは、「気のせいか、帽子の人間が僕たちの声に気付いたよ」という会話です。
本来は、しらほしとしか意思疎通できないはずですが、ルフィは一瞬「やめろ」という海王類の声に反応しました。
「ちょっと前にもこんなことがあったね」というその人物は、なんとゴールドロジャーでした。ゴールドロジャーとルフィは、直接的な接点がないように見えますが、最近はその姿が似ていたり、資質みたいなものが似ているような描写がチラチラと出てくるようになりました。。後にどんな繋がりが見えてくるのか。
「直すのにはあの一族の力が必要だが・・・時代が変わった」
一族って誰!?
「約束の時までに」
とはいったい?
約束の時に、このノアは海王類に引かれて動き出すのだそうだ。
マダム・シャーリーが、「麦わらをかぶった男が魚人島を破壊する」という予言をしましたが、今回ルフィは魚人島を破壊はしていません。
いずれ魚人島にもう一度訪れることになるのでしょうか。もしそうなら、きっとその時が方舟が動くときなのでしょう。
今回の魚人島では新たな謎がたくさん出てきました。
すべてはきっと最後で繋がるのでしょう。
事は終わり、バンダー・デッケン、ホーディ、その他魚人海賊達を捕らえることができた。姿がバケモノすぎて恐ろしい。そして痛々しい。
しらほし姫は、重症のルフィを連れて戻ってきた。
ルフィの血の量が足りていないが、今回も輸血してくれる魚人はいない・・・。
やはり、刻まれた歴史の記憶は根深いようです。
しらほしは法律など関係なしにルフィを助けたい一心ですが、残念ながら血液型が違う。そこに現れたのがジンベエです。
法律で、人間に血を分け与えることは禁止されていますが、ジンベエは海賊です。
「古い法律もまた呪いじゃもん・・・」国王の言葉が深い。
そして輸血によって意識を取り戻したルフィは、ジンベエを仲間に誘う。
この唐突さと、意外さに驚きました。私はルフィがジンベエのことを仲間に誘うなんて思ってもみませんでした。
ルフィにとっても、頂上決戦にて窮地を一緒に戦い、心折れそうな時に一緒にいてくれたジンベエがいるととても心強いのでしょう。