たしぎとゾロを、モネの元に残して、サンジと海軍は先を急ぎます。
海軍がモネに攻撃された時に「なぜ助けてくれなかったのか」ということをサンジに聞くと、やはりここは「いかなる女も蹴らん」という答えが返ってきました。
そして「命を取られるような戦いならばどうする」との問いには「死を選ぶ」と潔く答えました。サンジは女であれば、敵であろうとも蹴ることはしないともう決め切っているのです。
ここで、海軍の間でゾロの話が出てきますがゾロはサンジのような「女だから」とか「男だから」というようなことは関係なく、「なんでもぶった切る」というイメージのようです。確かにサンジの様に情けや容赦は、ゾロにはないように見える。
たしぎが、モネと戦うゾロの元に残った理由はやはり「ゾロは女を斬らない」という確信がたしぎの中にあったからです。たしぎがそう思う理由には、一度ローグタウンでゾロと対決した時に、たしぎにとどめを刺さなかったからというのがあります。
あとはきっと、スモーカーと共に麦わらの一味に狙いを定めて追っているうちに、ゾロなどの戦い方や、特徴などが情報としてたしぎの元に入っているのではないかと思います。
ゾロがモネに負けることはなくとも、勝つことはないと判断したたしぎは、ゾロの代わりにモネと戦います。しかし、モネの強さは相当。強そうなことを言ってもたしぎに勝ち目はなさそうです。
たしぎの肩が食いちぎられそうになったその時、ゾロはモネに攻撃します。
ゾロはモネのことを躊躇もせずに真っ二つに斬りました。
モネも、たしぎも、ゾロは女のことは斬らないと思い込んでいましたが、それは思い違いでした。なぜならゾロは猛獣だから。
真っ二つになったモネですが、ゾロは覇気を使わずに刀を入れたので、まだ生きています。しかし、恐怖で体が動かなくなってしまった。
このゾロの強さには、たしぎも驚くしかありません。
この二年の間で麦わらの一味は格段と強くなっているということをたしぎは実感したのです。
最後の力を振り絞ってゾロに襲い掛かるモネですが、そこはたしぎが覇気を使ってモネにとどめを刺します。というか、ゾロがたしぎに「とどめを刺させてあげた」みたいな感じになって、たしぎはやっぱりそのようなゾロの上からな態度が気に入らないようです。
しかし、この二人のやりとりは見ていてなんとなく落ち着く。
一緒に成長していってほしい二人です。