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ONE PIECE ブログ[七十巻] 第696話〝利害の一致〟

敵を倒し、無事にパンクハザードを出発することができるようになった一行ですが、海賊と海軍との間には境界線が引かれています。


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スモーカーやたしぎに関しては、麦わらの一味と馴染みが深いので、このようなことには慣れていますが、G-5は馴れ合いの感情を打ち消すのが大変なよう。

実際に何度も麦わらの一味に助けられていますからね。

しかし、あくまでも敵同士の関係です。

 

 

そこそこ和やかな雰囲気が流れてきたところで、「人殺しーーー!」と叫ぶ声が轟きました。叫んだのはチョッパーで、オペオペの実の能力を使って子供たちを切り刻んだローのことを見てびっくりしたのです。しかし、ローは子供の治療をしていただけです。

「体の中の悪いものを取ってくれた」ということで、子供たちはこれで覚せい剤の狂気にさらされることはなくなりそうです。

 

子供たちは、ナミが率先して助けてくれたので、ナミに家まで送ってもらえると思い込んでいますが、そこに現れたのはたしぎでした。


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ナミがあらかじめ、たしぎに送り届けてくれるように頼んだのです。

たしかに誘拐されていた子供を家に帰すのは、海賊ではなく海軍の方がいいです。

さらなる誤解を生んでややこしくなるのは避けたいところ。

 

それに、ナミはたしぎの強いまなざしと正義感に、自分を育ててくれたベルメールさんを重ね合わせて見ていたようです。

 

一方ではブルックの叫び声が。

毒ガス「シノクニ」にのまれ、固まってしまった錦えもんが割れています。


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ルフィの「死に割れた」が面白い。

 

しかし割れ出てきた錦えもんはなんと生きていたのです。

錦えもんも、モモの助も、お互いに死んだと思い込んでいたので、思わぬ再開に感激する二人。

いつのまにかドラゴンから人間に戻っていたモモの助。

安心したのか空腹の限界がきて気を失ってしまいます。

 

 

戦闘のあとは、毎度おなじみの、サンジの料理で宴です。

十日以上ご飯を食べていないモモの助はご馳走を目の前によだれをたらしますが、なんの意地なのか頑なにご飯を食べようとしません。


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モモの助がサンジの作ったご飯を粗末にしようとすると、さすがのサンジもそれは許しません。サンジは食べ物を粗末にする人間が嫌いですからね。

 

錦えもんがご馳走を食べ始めると、モモの助も安心して食べ始める。


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出された料理を食べられなくなるまでに、一体この二人に何が起こっていたのか。

食に対してはサンジも一度死ぬほどの苦痛を味わっているので、サンジにはこの親子に何か深い事情を感じ取ったようです。

 

境界線を引いていた海軍ですが、この時ばかりは停戦です。

海賊、海軍、サムライ、子供みんな混ざって宴です。

もちろんローはそれどころではないので、一刻も早く島を出発したいのですが、ルフィには敵わない。

 

今回はラストでスモーカーとローとのやりとりが描写されています。

スモーカーの「麦わらを利用して何を始める気だ」との問いにローは

「どっちが利用されてんのか」と返します。

この場面を見ても、ローに危険は感じ取れません。

 

 「四皇はおれが全部倒すつもりだから」というルフィの描写がありますが、ルフィはシャンクスのこともいずれ倒すつもりでいるんだなということにも驚きました。

命の恩人ではありますが、海賊同士ということで出会えば戦いは避けられないということなのでしょうか。