シュガーを倒すつもりが、意外にも強くて小人達は出ばなをくじかれてしまいました。
正直すぎる小人たちは、ドフラミンゴファミリー幹部のトレーボルに問い詰められるとあっさりと色々な繋がりを白状してしまいます。
トレーボルの強さにウソップは逃げようと提案しますが、まっすぐな小人たちは隊長(オモチャの兵隊)を信じているので、そう簡単に身を引くわけにはいかないのです。
どうしても作戦を成功させるつもりです。
一方のオモチャの兵隊さんは、ドフラミンゴの前にたどり着く前に、敵のラオGに打ちのめされていました。そんな兵隊さんの脳内に浮かぶのはやはりレベッカのことです。
レベッカが大会に出場すると言い、兵隊さんがそれを止めると喧嘩になってしまいました。
「親でもないくせに」というレベッカの言葉が胸に突き刺さります。
親子であったことを覚えているのは兵隊さんだけなのです。
レベッカはただ〝兵隊さんに死んで欲しくない〟という思いが行き過ぎて出てきた言葉だったのです。
そんなレベッカは決勝大会にて、ドフラミンゴファミリーのディアマンテに立ち向かいますが、さすがに相手が悪すぎた。
ディアマンテはレベッカの母親の死にざまを知っているらしい。
しかしここはルーシー(サボ)が、ロメオに「レベッカを守れ」と命令します。
小人達がなぜそこまでオモチャの兵隊さんのことを信じれるのかというと、兵隊さんは唯一シュガーが『労働の契約をかけわすれたオモチャ』だったからです。
一番最初にオモチャにしたので、シュガーはうっかりしてしまったというわけです。
そしてコロシアムに建ててあった銅像〝キュロス〟が、人間だったころの兵隊さんだということがここで知らされます。
キュロスは〝歴史上最強の剣闘士〟だったということで、ドフラミンゴに勝てるとしたら彼しかいないということになります。
今ではそのキュロスの存在を誰一人として覚えていないので、伝説上の人物、もはや架空の人物だと言われていましたが、実際には存在していたのです。
ただ、オモチャにされてしまったので、人間の記憶からは消されてしまったというわけになります。