王宮にてリク王の姿を発見した兵隊さんは、若き日の事を思い出します。
若き日の兵隊さん(以下キュロス)は悪名轟くチンピラだったのです。
キュロスはリク王に襲い掛かりますが、そんなキュロスを見てリク王は、捕まえることはせずにコリーダコロシアムへと連れて行きました。
「外での蛮行もここでは素質か・・」というリク王の言葉通り、キュロスは100戦100勝を果たします。
しかし人殺しで名の通っているキュロスは会場から大ブーイングを受けています。
現在のレベッカと姿が重なります。
コロシアムで9年闘い続けたキュロスはなんと3千戦3千勝を達成します。
この頃にはブーイングも称賛へと変わっていきます。
リク王は罪への償いとして、キュロスを戦わせていましたが、ついにキュロスのことを釈放することになります。
そしてキュロスはリク王軍軍隊長となった。
犯罪者から、王側の人間となり、しかもかなりモテているようです。
そんなキュロスをキツく見張っているのが今は亡きレベッカの母親であるスカーレットです。そばにいる若き日のヴァイオレットは、キュロスの綺麗な心が見えているようです。
キュロスに対してきつく当たっていたスカーレットですが、ある時海賊に連れ去られたところをキュロスに助けてもらいます。
それからスカーレットはキュロスに恋をし、愛を育みます。
リク王は集団心理というものをよく理解しているようで、前科持ちのキュロスでは国民が許さないだろうということを考えました。
頭を抱えた結果、スカーレットは死んだことにします。
実際は死んでなどいなく、二人はひっそりと幸せに暮らすこととなるのです。
これが兵隊さんの若き日だと思うと泣けてくる。
そして事件は起こる。
ドフラミンゴにドレスローザが乗っ取られたのです。
リク王が殺される寸前になると、鎖に繋がれて動けないキュロスは自分の足を斬ってドフラミンゴに斬りかかります。
スカーレットとレベッカも危ないということを聞き、考える間もなくそうしたのでしょう。
キュロスはここからオモチャの兵隊さんにされてしまい、家族からは忘れられて生きて行かなければならないのでした。
コロシアム決勝で闘っているレベッカは、自分の母親を殺したのが目の前にいるということを知ってしまいました。
バルト・ロメオがレベッカを守っているので、ディアマンテは言葉の攻撃でレベッカを打ち崩します。漫画を読んで久々に腹が立ったくらいに憎き相手です。
この国の裏の歴史と現在の状況を覆すのはウソップしかいませんが、肝心の本人はやはり捕まってしまった。
ウソップがシュガーさえ倒してしまえば、オモチャ達は人間の姿に戻り、国はひっくり返ることとなります。
小人達がシュガーに食べさせるためにつくった激辛タバスコですが、それは逆にウソップが食べさせられてしまいます。
しかしこれが吉と出ました。タバスコを食べたウソップの顔を見たシュガーが驚いて気絶してしまったのです。
確かにこの顔には私も驚いた。
思いがけないウソップの勝利。
ウソップはいつも意外な勝ち方をしてくるので面白いです。