天竜人の地位を捨てたドンキホーテ一家ははりつけにされされ、民衆によって火あぶりにされそうになっています。
天竜人の行いは今も昔も相変わらずなようで、下々の民に対しては虫けらのような扱いをしていたのです。
そんなドンキホーテ一家に恨みをぶつけた大衆は、苦しめてから殺そうとしたのです。
天竜人の家系に生まれてしまったドフラミンゴの運命とはこれまた数奇なもので、ドフラミンゴというよりも、天竜人という歴史自体がが完全に呪われているような気がします。
天竜人を辞め、一家つつましく人間として暮らそうとしたドフラミンゴの父親はいたって普通の心の持ち主であると思います。
しかしいきなり生活の仕様が変わった子供のドフラミンゴは理解ができていないようで、むしろ天竜人の性質に向いているのに急に環境が変わってしまったことが悲劇の始まりだったのです。
元天竜人だということが知られると一家は町にいられなくなり、聖地マリージョアに助けを求めますが、もう耳を傾けてくれません。
ワンピースの登場人物はそれぞれ悲惨な過去を過ごしてきていますが、ここまで悲惨なのはなかなかです。
天竜人の生活からここまで堕ちるのは相当胸が痛み、それどころか麻痺して人格に影響が出てしまうのも仕方がない。
時は流れ、ドンキホーテの元に幼きローがやってきた。
ローはドフラミンゴの弟であるコラソンを刺してしまったが、コラソンがその事を報告しなかったので、念願のドフラミンゴファミリーに入ることができたのです。
ローに対して同じ心境を感じたのか、ドフラミンゴはローを自分の右腕へと育て上げることにしました。
ローはファミリーと一緒に海賊として行動し、そしてドフラミンゴに鍛えられた。
とある一幕で驚く情報が出てきました。
それはローの本名に〝D〟がついていたということです。
今まで〝トラファルガー・ロー〟という名前で登場していましたが、実際は〝トラファルガー・D・ワーテル・ロー〟という名前だというのです。
そして「本当は人に教えちゃいけない」ということを話しています。
名前に〝D〟がついていたことも驚きですが、〝ワーテル〟という名前も隠さなくてはいけないらしい。
ローはその名について何かわけを知っていると思われますが、ここはまだ明かされない(>_<)
気になるけど後のお楽しみに取っておきましょうということで・・・。
ルフィにこだわっているのにも何かわけがあるのでしょうか。
子供同士の会話を聞いていたコラソンが急にローを連れ去り、意味ありげなセリフを言います。コラソンは口が利けないはずなのに喋っているということは置いておいて、
「隠し名が〝D〟、それが本当ならドフィ(ドフラミンゴ)と一緒にいてはいけない」ということを伝えます。
ここで76巻は終わりますが、なんとなく天竜人と〝D〟の意志の相性が良くないというのはわかったような気がする。
少しずつ話は進んでいますがまだまだ謎だらけです。