ドフラミンゴの実の弟であるコラソンが殺された時から、ローはずっとこの時を待っていました。実際コラさんはローにドフラミンゴを倒して欲しいなどとは思っていなかったのでしょうが、コラさんが死んだ時からローはきっと自由を感じたことはなかったのでしょう。ドフラミンゴがのうのうと生きている限りは。
ドフラミンゴが天竜人だということを今さらになって知ったローは、〝D〟についてどう思っているのかを聞きます。
ドフラミンゴがどう思っているのかについてはここではイマイチわかりませんが、ローが〝D〟の名を持つということがわかるとさすがにドフラミンゴは動揺します。
かなり動揺したのか、劣勢だったローの攻撃がドフラミンゴに当たりました。
ここの場面で私は初めて、コラソンが死ぬ直前にドフラミンゴに銃を向けていたのだということに気が付きます。
あの時、ドフラミンゴとコラソンはお互いに銃を向けていたのです。
コラソンは元からドフラミンゴの暴走を止めることを目的に、任務を遂行して来ましたが、やはり肉親の兄弟ということで最後にためらってしまったのでしょう。
それに比べてドフラミンゴは父親を殺した時と同様に、実の弟でもあるにも関わらず、コラソンを撃ち殺します。
実際はどう思っていたかはわかりませんが、自分の思い通りに事を運ぶためなら、家族を殺すことに対して何も感じていないようにも感じます。
ローは、コラソンが殺されたことの仕返しにきたわけではなく、『あの日』コラソンが引こうとしていた引鉄を代わりに引きに来ただけだというところに、ローらしさ、コラソンらしさを感じました。