ドフラミンゴファミリー幹部の〝ラオG〟と戦うのは、ルフィによって『自慢の石頭』を取り戻した首領・チンジャオですが、サイやベビー5が結婚するしないの話をしているので、ややこしくなっています。
チンジャオがサイの結婚に反対する理由は、サイにはすでに〝ウホリシア〟という許嫁がいるからであります。名前からしてゴリラっぽいですが、きっと中身は素敵な人格の持ち主なのでしょう。
ベビー5は美人ですが、中身に問題がありすぎる。
結婚するならば手を焼くことでしょう。
とは言ってもサイとベビー5は敵同士。
ベビー5は頼まれると断れず尽くし過ぎるという欠点があります。
サイが「死んでくれ」と冗談で頼むと、ベビー5は「死ぬことで役に立てるのなら」と、自分のブキブキの実の能力で自分の頭に銃を向けます。
ベビー5は幼少期に愛情のない親に育てられたことにより、完全な愛情不足で育ち、相手の欲望を満たすために自分を犠牲にしすぎるという性格になってしまったのです。
自分を犠牲にしてドフラミンゴに忠誠を尽くすという点では、ドフラミンゴファミリーの忠実な部下としてとても〝役に立つ〟人材だったのです。
そんなベビー5を見てサイは頬にビンタをします。
「それを否定されねェ場所で生きてきたのか」というサイの言葉がすべてです。
よぼよぼのじいさんだった〝ラオG〟は、急にムキムキになる。
「病やケガ、また老いてきてしまったときのために若い頃より筋力を積み立て保管しておく」という謎の気功術により、温存されていた力が表出されたのです。
ラオGはベビー5を奪還しようと突進しますが、その言葉の節々にトゲが出てしまう。やはりベビー5のことを『便利な女』として扱っていたのです。
そんなラオGに対してサイは「勝ったらおれが妻にもらうぞ」という決意を口にします。
サイによってラオGは倒され、そしてベビー5も違う意味で落とされてしまったのでした。何はともあれ、ベビー5がまともそうな男の妻になって良かった。