ローの頭を砕き割ろうとしたドフラミンゴとそれを阻止するルフィ。
二人とも【王の素質】と呼ばれる〝覇王色の覇気〟の持ち主なので、破壊力が凄まじい。
天竜人の元へ、自分の父親の首を届けたにも関わらず、拒否されたドフラミンゴは現在の幹部である〝トレーボル〟〝ディアマンテ〟〝ピーカ〟〝ヴェルゴ〟に拾われました。
ドフラミンゴ自身が仲間を募ったのかと思いきや、実は陰でドフラミンゴを動かしていたのは、この幹部の四人だったとも言えます。
この幹部たちはドフラミンゴを王へと仕立て上げたのです。
「おれ達はお前の全てを肯定する」
「かわりに〝夢〟を見せてくれ」と。
そしてドフラミンゴの身に気に入らない出来事が起こると、すべて抹消してしまうのでした。完全に悪の王としてのレールを引かれたドフラミンゴ。
出生もそうですが、出会った大人もまた完全な悪へと仕立てる要素を持った者たちだったのです。
この回を読むと、周りにいる大人がいかに子供に影響を与えるのかがわかります。
トレーボルにルフィの覇気をまとった攻撃が効かない理由がここでわかりました。
ドフラミンゴに斬られてしまったローの腕がトレーボルを攻撃すると現れたのはヘナチョコな体でした。ローが言っていた『ハリボテ』とはこういうことだったのです。
すごく弱そうです。