これからの行動予定が決まったところで、刺客が入る。
この島を襲撃し、破滅に追い込んだ張本人のジャックが戻ってきて、ゾウの脚の部分を攻撃し始めたのです。
普通の象でも蜂一匹で大騒ぎするらしい。象って繊細なんですね。
それにしても自分の私利私欲で動物を虐待するのは許せない。
さらに千年もの歴史ある貴重な物を軽々と壊すことのできる無神経さに怒りを覚えます。
急激にゾウの島が揺れ始めたかと思うと、魚人島の時と同じように、ルフィの頭の中には何者かの声が響いているようです。
驚いたことは、そのルフィに聞こえている声と同じものが、モモの助にも聞こえているということです。
何かと繊細な子供ではありましたが、やはり何か特別な資質を持っているようです。
これと同じようなことが魚人島で起こりましたが、その時『しらほし姫』が海王類と意思疎通ができ、そしてしらほし自身が古代兵器だということがわかりましたが、モモの助も同じようなことがあるのだろうか。
声の主はなんとズニーシャ(ゾウ)本人で、声の聞こえるルフィとモモの助の存在に気付いているようで、早く命じてくれと頼んでいます。
この声は、ゴールド・ロジャーやワノ国のおでん様にも聞こえていたのだという。
この状況を打破したのはモモの助でした。
モモの助の脳内に、見えるはずのない、ジャックがゾウを攻撃している姿が浮かび、そこからゾウの言っていることを翻訳しはじめます。
このズニーシャは、大昔に罪を犯し、歩くことしか許されていないのだそうだ。
そして、今もその命令に従い続けているという。
だから一度だけ「戦え」と命じてほしいという。
このゾウが意思を持っていて、そして大昔に何か理由があって歩き続けていたという真実が明かされましたが、一体なんの犯罪を犯したのだろうか。
誰の命令を聞かされているのだろうか。
ここでゾウに戦えと命令をしたのはルフィではなくモモの助でした。
ゾウの国はワノ国との繋がりも深いとのことで、モモの助に何か大きな意味があるのだろうと思います。
今までは攻撃を受けるのみだったゾウは、モモの助の命令を聞くと、一気に敵を打ち破ります。怒った象は恐すぎる。
取りあえず事なきを得たということで、それぞれ向かうべきところへ向けて準備を始めます。