ストーリーのところどころで「今年はレヴェリー(世界会議)」という言葉を度々聞いてきましたが、いよいよ世界各国の王たちが、会議が行われるマリージョアへ向けて船を出します。
ビビは扉絵などに度々登場していましたが、本編で登場するのは久しぶりです。
表紙にビビがいる理由はこれでした。
当時麦わらの一味と航海していた時とはガラッと雰囲気が変わり、すっかり王女としての貫禄が出ています。
しかし中身は当時のまま変わっていないようで、冒険心が溢れ出ています。
アラバスタ王族の護送船は馴染みのあるヒナが乗っている海軍船です。
ビビの父親であるコブラは身体の容態があまりよくはない様子。
チャカの気遣いようを見ていると、結構重めの病気なのではと思います。
コブラにとってニコ・ロビンとの出会いは意味のあるものだったようで、その日からポーネグリフのことで政府に聞いてみたいことがあるのだという。
次に登場した時には大きく話が動きそうですね。
コブラはビビに結婚して欲しいみたいですが、そこはビビがきっぱり断ります。
幼なじみのコーザは?とつっこみたくなるところですが、父親としてはお見合い結婚をしてほしいのでしょうか。王族の一員になるということなので、そこは由緒正しき家系の者をと考えているのかもしれません。
次に登場した王族は、なんとゴア王族です。
王妃の名前は〝サリー・ナントカネット〟ということで、適当感満載ですが、絶対にマリー・アントワネットを意識していると思います。
そしてここで驚いたのは、サボの義理の弟であった〝ステリ―〟が王として登場したことです。ステリ―はサボの両親が、貴族として出来損ないのサボの代わりに手塩にかけて育てた養子です。まさかの大出世をしていました。
幼い頃はなかなかの味のある顔でしたが、今はどんな顔になっているのでしょう。
王たちの中にはこの人きっとあの国の王だろうなという、なんとなく見たことのある王から、思い切り顔見知りの王、まったく知らない王まで様々です。
リュウグウ王国のしらほし姫は相変わらずで、かなりビビッています。
それでもルフィがバンダー・デッケンを倒したことにより、ずっと部屋に閉じこもっていなければいけない状態が終わったことは本当に良かった。
さらには地上にまで行ってしまうのですから、やはりルフィの上陸によって、魚人島は大きく動いたのだと思います。
サンジ奪還へと船を向けるルフィ一行ですが、やはり新世界の航海は一筋縄ではいかないようです。
ここで船には本来いないはずのミンクの〝キャロット〟が登場。
ちょこちょこと登場してはいましたが、こっそりと船に乗り込んだのだそうだ。
ウサギのミンクで、元気がありとても可愛らしいです。
前々から好奇心が旺盛だなとは思っていましたが、「海に出てみたかった」ということで大胆な性格です。
その可愛らしい見た目とは裏腹に、戦闘力は相当あるらしいので、ついてきてくれて良かったということになうのかもしれません。