ジンベエのおかげでビッグ・マムの癇癪がおさまったのはいいが、ジンベエが「大事な話がある」と言った瞬間に何かを察したビッグ・マムの表情は一変します。
ジンベエの拠点が魚人島ではないということが以前からわかっていましたが、このホールケーキアイランドに魚人海賊団は拠点を置き、そしてなんとビッグ・マムの傘下に入っていたのです。
これで魚人島にお菓子の工場があったこと、ビッグ・マムに守られていたことに納得がいきます。
フィッシャー・タイガー時代のクルーもちょこちょこといて、懐かしさを感じます。
ジンベエはビッグ・マムに話をする前に、自分の仲間達に話をつけてありました。
ジンベエがルフィの船に乗って、ルフィのために命を使いたい理由は、「ジンベエの中でルフィが海賊王になるという確信があること」「そのことが結局は魚人島のためにもなると思っている」というものです。
今の魚人海賊団には、アーロン一味やホーディのような狂暴な魚人はいません。
ジンベエは快く承諾を得ます。
ここで出てきたのはなんとアラディンの嫁です。
なんとアラディンはビッグ・マムの娘と結婚していたのです。
これは意外だった。そしてこの嫁の前ではアラディンは子供のようです。
ずいぶんと姉御肌の嫁です。
気象の激しさはビッグ・マムに似たのかもしれません。
今までのワンピースは恋愛だの、結婚だのとはほぼ無縁だったので、若干違和感を感じないでもないですが、これはこれで面白いと思います。
しかも、「決められた結婚」とは言え、今のところ出てきた結婚者たちはそこそこ幸せそうです。
肝心のビッグ・マムは、あっさり快諾・・・するはずもなく、恐ろしい提案をします。〝落とし前〟をつけろということです。
一方のルフィ達はというと、夜の航海を進めていた。
ここでゾウから一緒についてきていたミンクのペドロが、過去を明かし始めます。
どうやらペドロは昔、冒険家として海へ出て、結局海賊になり、この場所で一度敗れているのだそうです。
ぺコムズと一緒に海賊をやっていたとのことで、現在ビッグ・マムの部下であるぺコムズが何か関係しているのでしょうか。
そしてイヌアラシとネコマムシがルフィ達にポーネグリフを見せたことに驚いたのだそうだ。どうやら、二人はルフィにゴールド・ロジャーの姿を重ねているのではないかというのがペドロの見解です。
そして、ルフィにせっかくここまで来たならビッグ・マムのポーネグリフを奪うべきだと提案します。ロビンにも頼まれていることなので、ここで奪うことができたら、ラフテルへの道は一気に進むことでしょう。
頼もしい男ペドロ、カッコイイキャラなので今後の活躍が楽しみです。